November 15, 2007

N響ヴィルトーゾカルテットの演奏に感激(11月15日)

11.15(木曜日)富ヶ谷のハクジュHallに、N響メンバーのヴィルトーゾカルテットを聴きに行く。
以前どこかで入手した『ぶらあぼ』の記事を見つけて思わず予約したもの(確か、「Ms.某」インタビューじゃなかったか??)。演奏会の前のTalkで斎藤(ま)@1stVnが説明していたが、雑誌(おそらく『ぶらあぼ』)に掲載された日には予定の公演が完売してしまったらしく、KAKOと二人で行ったこの日の演奏会は、追加公演なのに、初日..という変な演奏会。出演者4人の生soundを聴きたくて楽しみにしていたものだった。
出し物は、「不協和音」とバルトークの4番。
前者の方は、まだ演奏会始まり立ての緊張感からか、ちょっと落ち着かない所もあったけど、一人一人の「豊かな音色」に満足モード開始。店村さんのweightの乗った艶やかなVla Soundは想像以上のモノだった。(ビオラってあんなに良い音だったっけ?Vnの音よりも好きになったかも..)
旋律的にVlaが最高音を奏でて二人のVnのVirtuosoがオブリガード的に絡むような所があったのだが、まさに暖かみのある美音。
後半のバルトーク4番は初めて聴いた曲だったが、結構ハマった気がする。今CDを検索中(どこの演奏がいいかなぁ?尾お奨めは??>all)3rd mov. 藤森さんのチェロがお腹の底から響いてくる、、この曲は1st mov と5th mov 。2nd movと4th movがシンメトリカルな構造になっているらしいが、複雑なリズムと「切れのある(ビールではない)サウンド」が織りなす弦楽のアクロバティック芸術..という感じ。4人の演奏力量が最高に発揮された舞台となった。
楽しみにしていた臨太郎くんの生サウンドも暖かいふくよかなサウンドだった、、2ndだったので、高音の魅力は分からずじまいだったが、、(N響の鶴我さんが著書の中で「至福の音色」のように形容していたので、いつかそれを耳にしてみたいものだと思う。(まぁ...直にコンマスになられるのでしょうけど、、、))

それにしても、、白寿って、どういう会社?変わった椅子を製造してウン十年らしい。経営者が音楽好きなのだろうなぁ。結構良いホールだった。

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November 11, 2007

本番に向けての集中練(Nov 11th)

12月の定期演奏会に向けて土日を使った集中練習があった。今度の演奏会の最大の難関はプロコフィエフの古典交響曲。
聴くには、とっても楽しい曲。曲の乗り!も最高。しかし全てはちゃんと弾けての話。本当に難しい....
以前にT先生に、プロコの古典はどうですか?と尋ねたら「僕らでも難しくて弾きたく無い曲の一つだね」と話していた事を思い出す。Dynamicsの音程の大きな変化の中で、ppで、高速なテンポで、如何に軽やかにin tempoで弾けるか...。テヌートだったりスピカートだったり紙一枚だったりする「音の始末」をスピードの中でどうコントロール出来るか、、など解決すべき事項がてんこ盛。あと3週間でどこまでlevel up出来るか、、、頑張らなくては。(それにしても、あらためてTAOの演奏を聴くに、、素晴らしい!!)

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November 04, 2007

Y響の楽器体験会のインストラクター(Nov 4th)

いつもお世話になっているトレーナーの先生からの紹介で、Y響の演奏会の前に行われる楽器体験コーナーにインストラクターとして参加した。対象は「楽器に興味はあるけども触れた事が無い」演奏会来場者で小学校低学年生から大人の方までの幅広い年代(大人の為の..と銘打っているので、、もっと大人ばかりと思ったが、、)

バイオリンを持った事の無い人に弓の持ち方、構え方を教えるのは、、、と思い返してみても、経験が無かった!学校時代に後輩にアドバイスをする事はあっても、既に先生について練習していて、ある曲のあるフレーズについての指導くらいなもの。
「はい、じゃバイオリンを僕がするみたいに顎にはさみますよ〜」と言ったら、あごあてを右の頬下の方に挟む人とかいて、、「あ”〜待った待った〜」といきなり「まさかの坂」に直面。

自分が小さい頃に先生にならったように、弓を持つ事をさせるも、、これまた至難の業。
弓をまっすぐにダウンボウさせることが如何に人間の体の摂理に反した動きを強いているのかという事を改めて感じたのだった。
柔道の技や、平泳ぎのキックとか。体の動きを体得する系統にすべて通ずる事かもしれないが、初心者に最初の一歩を指導することが如何に難しいか痛感した。(勿論、適当に...なら別だが、つい本気になってしまうのだった..)

2時間近くでのべ10人程の手ほどきを体験したが、やはり大人よりも子供の方が「無理な(ヴァイオリンを弾く)形」をものにし易い傾向があった。小さい子の方が、新しく体験する肘や手首の動きに体が適応しようと反応しているようにさえ見える。大人の場合は、自分の「何かの経験」になぞらえようとするせいか、無理が生じて関節がコチコチになる傾向があった。

指を押さえて音が変わる事をマスター(キラキラ星の出だし)した小学校1・2年の子が、目を輝かせているのを見たときは、はっきり言って凄く嬉しかった。

一方、人に教えるだけではなく、一緒に行ったうちのオケの仲間と楽器を交換したり(大学入り立ての頃にはしてたっけ)して、初心者体験も楽しんだ。
クラとホルンの音がそれっぽく出た(結構苦労した)のは初体験。単純に嬉しかったなぁ!(やはり人は鳴りものにワクワクする性なのかもしれない。)
でも、僕に教えてくれたTさんやOさんも..「ん〜どうして音が出ないのかなぁ、、普通に吹けば音出るヨ..ホラ(と手本)」ちょっとムっ...と来た
(この生徒体験を先にしていたので、あとで自分が教えるときに小さい子の気持ちになれたのだが、ドレミを弾く(吹く)事はどんな楽器も大変な事なのだ、、、)

チェロの試し弾き
チェロを弾いて思ったのは、楽器の底板が響くような体重の掛け方の妙だった。いつも小さい楽器(提琴の事)を弾いていると、ちょっと弓でこすればすぐ音が出るわけだが、大きい楽器はきちんと加重してやらないと楽器がならない。箱が共鳴して初めて弦楽器の発音が成立するわけだから。体験会を終えてから、「底板意識」が今ちょっとしたmy boom。

人に教える事、教わる事は、いい機会になったようだ。

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October 24, 2007

(10.20&21 Review) ワセダな週末

先の週末は、20数年ぶりに母校にどっぷり浸かった二日間となった。

▽20日の土曜日は、、、

初めての早稲田ホームカミングデーを経験。125周年でもありキャンパスは大賑わい。青い空に聳えるリニューアルした大隈講堂が美しかった。

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ホームカミングデーに併せて行われた、稲門祭校友音楽会に参戦した。

'70年代のOBから昨年の卒団したてのOBまで混合チームで、ワーグナーのローエングリンからの抜粋と紺碧と、先にUpした新バージョンの都の西北と、、15分1本勝負という怒濤の演奏。
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たったの15分。エンジンがかかって来た所で終演というのはチョット残念。管も弦もいい感じだったので、なんだかもっと弾いていたい気分だった。
大隈講堂はリニューアルされているものの、中の重厚感や舞台の狭さは勿論そのまま(!)。このコンパクトさが余計に一体感を与えてくれる気がした。あらためて思うに、、音響もなかなかGood。
(大隈講堂は国の重要文化財に答申している所だそうだ。)

直前に演奏した団体が、やや「お達者くらぶ」(^^;)状態だったので、ホールを揺るがすオーケストレーションは観客(ホームカミングデーの福引き待ちの人が多かったらしい)にインパクトを与えるに十分だった模様。MCの露木さんと見城さんも「皆さん若い!」と、、、(06,07卒や現役もいるんだし、そりゃそうだ!)

所々いろいろあったし、良質なパフォーマンスだったかどうかはさておき、「ここ一番にかけるメンバー思い」は十分に伝わって成果を出せたのではないか、、と思う。(第9の演奏会に勝った?!...バシっ!/(・.☆))
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其の後、リーガロイヤルとの間の大隈庭園と西早稲田キャンパス内の模擬店をEnjoy。もっと上の大先輩達が一杯やって(庭園の中などは、クラス毎に車座状態なのだ)誇らしげに校歌を熱唱している様をみると、なんだかこちらまで嬉しくなってくるから不思議だ。

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お目当ての「校歌研究会のDVD」を Get。其の後はワセオケの諸先輩方に合流すべく「鳥やす」に直行したのだった。

▽21日は、「ワセオケ現役と学内合唱団体による『125周年記念第9演奏会』」を聞きに再び、キャンパスに足を運んだ。

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演奏会場である記念会堂は、21日の昼間に記念式典が行われ、福田首相の「大器ではないが晩成なようです」のスピーチも飛び出した現場。思い起こせば今から25年前、入学した年の秋に開催された早稲田大学100周年記念式典も同じように執り行われたその場なのだ。
うー懐かしい。記憶が急によみがえる。其の時は記念式典に武満徹作曲のスターアイルと肥後氏の祝典曲を岩城氏の棒で初演。日を改めた同様の記念演奏会では、同じく岩城宏之氏によるマーラーの8番千人の交響曲を行ったのだった。

「100周年の時は、ここがあーで、あれがこーで、、」と家内に力説。過去振り返り系爺さん状態でうるさかったに違いない...(^^;)

第9で合唱の人数が少なかったせいもあり、舞台はもともとの記念会堂の舞台をベースに合唱席用に拡張しオケ全部を特設の舞台にのっける方法。
入場整理券をもらって入ったものの、平土間の前方は殆ど埋まっていたため、上手2階の観客席を陣取る。背もたれがほしーー。あいにくPA(イベント用巨大スピーカー)のすぐ脇。まさかPAなんか使わないだろうと思っていたが、甘かった。前方の視界に広がるオケのメンバーの音の指向性を無視する大音響が、、しかもすべての楽器がごちゃ混ぜにされてスピーカーから出てくる。あ”〜最悪。

演奏の方は、PAサウンドのせいもあってか、低弦の素な音がちょっと残念(スピーカーの特性でしょうけど、他の楽器よりも強調されて聞こえてしまう)。4楽章も楽器同士がかみ合いにくく難しい、崩れやすい所が崩壊しかけて少しハラハラ。平土間にいらした酒仙マスター先輩が、一生懸命手でリズムを取って「こうだろ?テンポはホラこう・こう、、」と、やってらっしゃるのが見えちゃいました。(僕も同じ気持ちになりました...)

皆さん頑張ってましたね。本当にご苦労様。
でも、少しここの所のイベントの多さで疲れているのかな?個々のプレーヤーは上手いんだけど、何か少し、しっくり来なかったのと、ハート(オケ全体としての音楽表現)がもっと強く伝わると良いかな?機械的に表情が付いている気がして、むしろ(肉声だから表現しやすいのでしょうが)合唱の方が「響く」モノがあったように感じたのだった。

あと、校歌。一日前に自分で弾いたが、改めて人の演奏を耳にした。ちょっとテンポ早すぎるかな?
原典を研究し、作曲者の意図に忠実にというのは分かるが、一般常識的な校歌を歌うスピードから考えて、少し落ち着かない。観客席の中に、手を上げ下げ(校歌を歌うときにやるやつ、、)している人が何人かいたが、あの早さでは腕の上げ下ろしのテンポが追いつかないようだ。あと最後のワセダをリフレインする直前の一くされは、、従来の外山さんの編曲の方が気合いが入る気がする。

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以下に20日演奏会の動画Clipを掲載します。
【1】動画(1/4)

【おまけリンク】


●早稲田の栄光
http://www.w-ouen.com/ouenka/mp3/06_eikou.mp3
●早稲田大学校歌
http://www.w-ouen.com/ouenka/mp3/12_kouka.mp3
●光る青雲

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November 04, 2006

2006弦楽器フェア

毎年楽しみにしている弦楽器展に行ってきました。

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個人的「目玉」は、自分が所属しているオーケストラのコンサートでお世話になっているヴァイオリニスト川田知子さんの展示バイオリン試奏イベントでした。

川田さんについては、別Fanサイトなどに譲るとして、、、
いつものながらの!演奏美!とテクニックは当然のこととし、つぎつぎに手渡される新作Vnをガンガン弾きこなす様子は圧巻でもありました。

 新作ならではの楽器の調子や会場の温度の影響なのか、はたまたスタッフの手際が良くないのか、定かではありませんが、裏方さんが川田さんに手渡すどの楽器も『調弦が極めてメチャクチャ』なのでした。プロの演奏会に試奏をお願いするのだから、舞台袖できちんとチューニング位は行って手渡せば良いものを。毎度のハードチューニング(辛そう...の意)に、知子さんもきっと「ったく〜!チッ」と思っていたに違いありません。しかしながら、どんな酷い(→Vn製作者の方申し訳無い)楽器も、さらっと演奏仕切るのは見事。
 きっとペグが回らないか、どうにもこうにも調弦しづらかったのだろうな、、と思われる狂ったD線の調弦をある程度そのままにしてフィンガリングでカバーしている(指先の音程の微調整)ように見受けられる所もあり。ん〜スゴイ!
 スーパーテクニシャンのエレキギタープレーヤーが子供用のオモチャのギターでスーパーテクを披露したり、ママレンジでフランス料理の巨匠が最高級のオムライスを試作している、、そ〜んな様を思い出しました。

展示で印象の残ったものを他にいくつかピックアップすると

▽バイオリンリサーチの新作群
 どれも、音量豊でよい響きのものばかり。価格的にも200万〜300万クラスのものも。弦楽器フェアに集う来場者から判断されるマーケットの中心がそのあたりなのでしょうか...

▽白川総業さんの弦比較コーナー
色々な弦を弾き比べる事の出来るコーナがありました。アンケートに答えるとプレゼントも貰えたらしい(書けばよかった!)市太郎は、Corelli Allianece(旧タイプ)の愛好者なので、まずはAlliance Vivace(販売中)を試し弾き。旧モデルはかなり柔らか系の音(私の楽器との相性からの判断)だったのですが、華やかさという点で物足りなかった。その部分をvivaceが補ってきた感がありました。価格が高いのが難点ですが、一層気に入った一品でした。

一方、昨日日本発売になったのが、ラーセンバイオリン弦のTzigane。
Tzigane


白川の方の説明によるよると、従来のLasenの弦はかなりリジッドな音質だったが、昨今のDominantなどのソフトな音質傾向を加味し作り直した所に特徴がある、、との事。
まさに説明のとおり、ロングトーンで結構豊かな音質ながら、ちょっとアクセントをかけたり、弾き始めにアタックをかけたり、めりはりを出したいときに、その効果が良く表現出来ている気がしました。


2006年弦楽器フェア、、今年は連休ともかさなり相当の来場者が期待されます。上記の試奏も会場が超満員でした。今日明日もビオラやチェロやギター、リュートなどの試奏コンサートがあります。
ご興味のある方は、ぜひ会場まで!

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January 07, 2005

104番 with ピリオドメソッド


最近、オーケストラの演奏で、作曲がなされたその当時の楽器奏法と音色を探求するアクティビティーがトライされています。ピリオド奏法と呼ばれる方式がそれで、最近のサイモンラトルのペートーベンシンフォニーの録音方式がそうである、、と言われています。実は私の参加するオーケストラでも、今年5月に行う演奏会でピリオド奏法を取り入れてハイドンのロンドン(Symphony No. 104)を行う予定です。

 ハイドン交響曲で参考になるCDが、ロジャーノリントン+シュツッツガルト交響楽団による、この演奏とのこと。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005NO2J/249-0692744-2828347
本当に、アダージョをこんなに早く演奏するのか??など疑問に思う所も少なく無いですが

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November 04, 2004

ギトリスの名演に感動

先日の日曜日の事になりますが、 NHK 3chでギトリスの名演を放映していました。身なりは音楽家というよりむしろくたびれた画家...って感じでしたが、いや〜演奏は素晴らしいモノでした。私個人はシェリングのような「ぶつけない
」「ガリっという破裂音を出さない」教科書的なサウンドを求める方なのですが、ギトリスには新たな感動がありました。年配の演奏家とは思えない程、いい所にはまった重音の響き、フィンガリングの匠さはもとより、先の破裂や摩擦音も彼の感情のほとばしりに聞こえるほどの「バイオリンの語りかけ」、、本当に素晴らしかった。左手の持ち方も独特だし、タストの時の弓と体のさばきかたなど、決して凡人が真似をするべき『格好』ではないけれども、どれもが彼の歌い方に対して無駄が微塵もないようにおもえました。別の曲も聴いてみたいと、、思ってます。

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